ミャンマーの珈琲農園を視察に行きませんか?というお誘いから始まった、今回の渡航
体験ということでいうと、現地の空気を吸って、ご飯を食べ、現地の人と触れ合い、特別な三日間であったのは間違いありません
タイからマンダレー空港へ飛び、そこから車で二時間走ると高原都市「ピン・ウー・ルウィン」へつきます。そこで農園を営むマンダレーコーヒーグループさんの各地の農園へ伺いました。農園のことはまた後日として、今回はミャンマーを見た率直な感想を記して起きたいと思います
まず気候。二月初旬は暑い日が多く乾季のようで雨はほとんど降らなく、しかも朝晩と昼間の寒暖差があります。昼間は30度前後、朝晩は息が白くなるほど冷え込む日もしばしば。なんので、日本で言うところの春や秋といったところですね
文化的には、中国、タイ、日本、インド、イングランドと少しのインドの影響を受けており、非常に多様性がある国です。食べるものは中国の影響からか、中華料理に似たものが多いですね、日本の文化の影響もあり、鍋には出汁のようなものを継ぎ足しながら、ほうれん草やちんげんさいのようなものを煮ながら食べるものもありました。もちろん中華料理如く、野菜炒め的なものもあります。お米がインディカ米でパラパラしたなかに、もっちりした食感もあり非常に美味しいお米でした。お菓子は非常に種類が多く、お米ベースのもの、ココナッツベースのもの、チョコレートベースのもの、豆ベースのものなど本当に多種多様にありました。ヨーグルトもあるのですが、酸味も控えめで少し甘みのあるなんとも言えない美味しさでした
文化的に日本の影響からなのか、どの方もお箸の使い方が上手でした。聞いてみたところ、各家庭で中学生くらいに躾けられるのだそうです
民族が約130ほどあるそうで、公式の場面では自分の部族を示すキャップや「ロンジー」と呼ばれる召物の柄でどの部族なのかわかるようになっているみたいです
一番驚いたのは、山々が整備されていて、本当に綺麗なことでした。日本でも一昔まで里山があったのですが、今では竹林になっていたり、草が生い茂っていたりと、緑は多いのですが綺麗とは言い難い姿になっていますが、ミャンマーでは森との共存が見て取れました
車中から様子をのぞいていると、森から切り出した余分な枝を積み込んで走っているバイクを各地で見ることができ、それらを使って家庭の庭で煮炊きをして料理をしている家庭が多く見られました。その為森がきちんと体をなしていると言いますか、健康な状態でいるのは、日本の森と比べればはっきりと違いますね。他では竹も同じようにしてバイクや車に積み込まれ運ばれ、竹を使ったベンチや竹細工、大きなものでは、ほぼそれだけで作られた小屋も何度か見かけました
現代化の進んでいないからこそ、森に入る時間、それらの資材を使ってものを作る時間もあって、さらにそれらで完成したものを利用する時間があるのは「豊かだなぁ」と感じました。車中からは三歳児前後の子供たちが親御さんと一緒にいる姿や手伝う小さな子供もいたり。小さな僧侶の姿も見られました。家族と長い時間一緒にいるのだろうなぁと想像に易く、人の温かみのようなものも勝手に感じました
逆に中学生程度から働いている子も多く見え、生活のためとはいえ、資本主義への時間を多く割くのはなんだか先に述べた豊かさとは反対の方向へいく懸念を抱いたのも事実です。なんと言いますか人間本来の生活は森を整え、刈った草は牛に食めさせ、その牛たちは労働力として家族の一員として暮らし、果物や野菜を育て、それらを食すだけで暮らしは成り立つはずなのですが。若年からスマホやら、ネットやらを使いこなすと、人間本来の生活からはかけ離れていかざるを得ないのでは?と思うわけです。現代化すればするほど森や自然からは自ずと離れていいき、結果森や自然がどうなっているか?は私たちの身の回りを見れば一目瞭然ですよね
身の回りには「自然」という資源が多くあるのは日本も同じであるにも関わらず、殆どが現代化してしまったために失われたものも多いのでは?と思うばかりです
そんな豊かな土地からわざわざ石油を使い運んでこられる珈琲。果たして正しいことなのか?もしかしたら不要なことをしているのでは?と思ったのも事実です
疑問も多く投げかけてしまいましたが、それだけの豊かさを身近に体験できたのは非常に貴重な渡航となりましたね
2025-02-13 20:28:37
オーナーブログ
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